2-2. どうしたら自アカウントへの流入を増やせるか
このブログでは特にSNS集客の方法をまとめ, ”ひとつの本”になるよう
コチラの目次に従って記事を追加していきます。
①インスタ・FBでのユーザーの動き
②反響獲得, HP流入増のためにやるべきこと
③アカウントへの流入増のためにやるべきこと
の3点について解説していきます。
今回はこの内, ②についてまとめていきます。
1.ユーザー動線の振り返り
前回記事で, インスタ・FBでのユーザーの基本的な動きや
注力すべきポイントについて解説しました。
▶ 「SNS集客の導線とユーザーの動線」
本記事ではアカウントの運用を通じて
①非フォロワーに情報を届ける
②新規フォロワーを獲得する
この2つを効率よく実現するための要点をお伝えします。
ここではインスタグラムを例にしたいと思います。
前回記事では, インスタ上でユーザーが動くステップについて
次のように書きました。
- フィード(ホーム画面)をスクロール
- 気になる写真をタップ
- 投稿本文中, 「続きを読む」をタップ
- 投稿者を確認(アイコン or プロフィールリンクをタップ)
- プロフィール画面でプロフィール文を読む
- プロフィール文, 下部のURLリンクをタップ
※非フォロワーの場合, 1. の前に「検索画面でハッシュタグを入力」
のステップが加わります
これを踏まえて, 注力すべき5つのポイントは
前回記事で述べた通りです。
そのうち, ここでは①非フォロワーに情報を届ける
つまりインスタ上で住まいや住宅会社・工務店選びをしている
ユーザーに見つけてもらうためにすべきことをまとめていきます。
まずはこうした潜在顧客はインスタ上でなにをするかを考えてみましょう。
グーグルやヤフーで検索するのと同じように
インスタ上でもキーワードを入れて検索することでしょう。
このキーワードでの検索に対して,
同じキーワードを含む投稿を表示するのがハッシュタグの役割です。
では私たちのターゲットはどんなキーワードで検索するでしょうか?
ここではリスティング広告配信の経験が活きるかもしれません。
リスティング広告の経験がなくとも, 具体的に次のようなキーワードを目にすると
イメージが湧くかと思います。
ターゲットが特段, 住宅会社・工務店について知らない場合,
検索する際のキーワードは概ね次の通りです。
上の例ではそれぞれ検索の目的を次のように置き換えることができます。
- 大手・有名企業について知りたい
- 地元で有力な会社について知りたい
- 地元で人気な会社について知りたい
- 自分のイメージにある会社を見つけたい
また, 会社名でなく新築の一戸建てを探している場合には
こんなキーワードのかけ合わせも考えられます。
- 「○○(地名) 新築」「○○(地名) 一軒家」「○○(地名) 戸建」
- 「○○(地名:市域) 新築」「○○(地名:町域) 新築」「○○(地名:字域) 新築」
上の例は, 新築のマイホームをどの言葉で呼ぶのがその地域で一般的か,
下の例は, 新築のマイホームをどの範囲でそのユーザーが探しているか
による検索キーワードの違いを表しています。
これらを踏まえてそれぞれの地域特性に合わせたハッシュタグであること,
またその検索キーワードで自アカウントが優位に立てること
の2点がハッシュタグの設定においては不可欠です。
具体的なハッシュタグの取捨選択の考え方については
コチラの記事でも触れていますので是非ご確認ください。
▶ 「SNS集客の導線とユーザーの動線」
SNS上で潜在顧客を獲得する, フォロワーを獲得するには
ユーザーの目に触れる場所でより多く露出することが必要です。
これはハッシュタグの設定を見直すことで
大幅に改善することが可能になります。
こうして非フォロワーを自アカウントへ,
そしてHP, 問合せページへユーザーを誘うわけですが,
URLリンクに間違いがないか, いま一度確認しておいてくださいね^^
※それぞれの地域による検索ボリュームの違いや
自アカウントの投稿で検索結果を占有するための
キーワード設定についてご相談も可能です。
お気軽にお問い合わせください(^^)/
2.ベースフォローの戦略
先の①非フォロワーに情報を届けるに加えて②新規フォロワーを獲得するには
自ら非フォロワーをフォローしていく「ベースフォロー」が必須です。
ベースフォローの考え方と目安となる量については
まとめ記事②にもまとめています。
▶ 「SNS運用の具体的戦略:2-3 アカウントを育てるために」
ベースフォローの戦略はハッシュタグ設定の考え方とよく似ています。
SNSでフォロワー数を伸ばす目的はあくまで潜在顧客の獲得です。
そのため, ベースフォローをする際には対象となるアカウントの
アイコン/プロフィール/フォローしているアカウントから
次の3点について自社のターゲットと重なるか選別する必要があります。
- ユーザーの年齢層
- ユーザーの性別・家族構成
- ユーザーの居住地・活動エリア
ちなみに, ベースフォローをしたアカウントが
自アカウントのフォロワーになるまでの流れは次の通りです。
- アクティビティ欄に「あなたをフォローしました」と表示される
- アイコン/ユーザーネームをタップしてプロフィール欄に行く
- プロフィールページ/過去の投稿を見る
- フォローバックする
これを見てわかるように, ベースフォローは自アカウントの
プロフィールページへの流入を手っ取り早く増やす方法のひとつ
と言えます。
この時, ポイントとなる投稿/フォロワー/フォロー数や
プロフィール文の内容については次の記事に詳しくまとめています。
▶ 「2-1. インスタ・FBでユーザーはどう動くか?」
※プロフィールの良し悪しを決める要素と目安数値
▶「まとめ:SNS運用の基本的な戦略」
※プロフィール文の基本的な構成と参考例
▶ 「まとめ. SNS運用の実践的な方法」
※ベースフォローのターゲットについて
▶ 「【無料進呈】運用初期のお役立ちツール」
※プロフィール文のフォーマット(例)
上の記事やツールの中でも用いられているように
プロフィール文は次の要素から構成されます。
- キャッチコピー
- 会社・アカウントの説明
- 事業内容, HPに進むメリット(※特典やプレゼントの案内)
- HP等, URLリンクへの誘導
まずはこれらを押さえて, ユーザーとの関連性が高く,
フォローするメリットがある(デメリットがない)ように見える
プロフィール欄に仕上げていきましょう。
※売り感の調整も1つのポイントです。
また, ベースフォローのターゲットとして
ここでは次のようなものを想定しています。
- 住宅の一次取得者(検討中)
- 20代後半~30代
- 結婚後2,3年(直後含む)
- 子どもが就学・進学
※住宅購入のきっかけ, 購入者層のデータから
今回はさらに上に挙げたような特徴を併せ持つアカウントが
数多く集まる場所=フォローしているアカウントのヒントを
シェアしたいと思います。
- 人気・有名ショップ(カフェ・レストラン等)
- 結婚式場の公式アカウント
- 習い事(○○教室, 塾等)の公式アカウント
これらのアカウントには, その店や結婚式場, スタジオの近隣で生活する
ユーザーが集まっている可能性が高いです。
それはこうしたアカウントは地域的な関連度がなければ
写真がきれいだからというだけの理由でフォローされる可能性が低いからです。
また, ライフステージの点から考えると
結婚の次に多くの場合, 出産・就学・進学がライフイベントとして訪れます。
こういったライフステージの移行は
アカウントのアイコンに見え隠れすることがあります。
さらに潜在顧客の確度を高めるには
上に挙げたようなアカウントのフォロワー一覧の中から
気になるアイコンをタップしてプロフィールページを覗いてみます。
意外なことにプロフィールに家族構成や生年月日, 出身地
といった個人情報を自ら記載しているアカウントは多いものです。
こうしたところから自社の顧客になり得るユーザーを
フォローすると, こちらがフォローした場合に
フォローバックしてもらえる可能性も格段に高くなります。
もちろん, フォロワー一覧からひとつひとつ確認しては
時間がかかりますから, 作業の量とスピードは
程よくバランスを取って進めてもらえたら幸いです。
アカウントを強化するにあたって目標となる
ベースフォローの量についてはコチラの記事にまとめています。
▶ 「SNS運用の実践的な方法:2-3-2 ベースフォローの目安量」
マーケティング的な視点で戦略的に的を絞るステップ,
粛々と, 効率よく量をこなすステップ,
うまく切り替えて楽しみながらアカウントを運用していきましょう^^
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いかがでしたか?
SNSでの反響獲得に不可欠なポイントをまとめています。
次章では”広告/キャンペーン”と題して, SNS集客をさらに加速させる
有料広告の仕組みと初期設定の方法を確認していきます。
お楽しみに(^^)/
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私のスタンスと本ブログの活用方法
本記事の前半部分でお伝えした通り,
僕はなにか特別な, 僕しか知らないことをやってきたわけではありません。
「あぁ, ○○ね」「◆◆って知ってるよ」
すでによく知られているものを”それぞれの企業の意図を汲んだうえで”
”無理のない運用の仕組みをつくる”ことに注力します。
それは僕がこれまでの経験を通じて
- 手段は知ってるけど, やり方・始め方がわからない
- どう改善したらよいかわからず, 辞めてしまう
- 不慣れなことにストレスを感じ, 続けられない
こうした理由でたくさんの挫折・不満が生じているのを
この目で見てきたからです。
僕はこのブログでこれまでの経験やノウハウを公開することで
SNS運用の小さなつまづきを解消してもらえたら, と考えています。
その目的から, このブログがSNS集客の方法をまとめた
”ひとつの本”になるように目次をコチラにまとめています。
このブログをより良いものにしていくためにも要望や質問は大歓迎です。
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