2-1. インスタ・FBでユーザーはどう動くか?
このブログでは特にSNS集客の方法をまとめ, ”ひとつの本”になるよう
コチラの目次に従って記事を追加していきます。
①インスタ・FBでのユーザーの動き
②反響獲得, HP流入増のためにやるべきこと
③アカウントへの流入増のためにやるべきこと
の3点について解説していきます。
今回はこの内, ①についてまとめていきます。
1.SNS集客の導線とユーザーの動線
SNS運用の目的はインスタ・FBでの情報発信を通じて
ユーザーが自社HPへ流入すること, 並びに反響を獲得することかと思います。
そこで重要となることとして次のものが挙げられます。
- 媒体毎の導線の設計
- 媒体毎の動線の把握
これらはつまり, どのようにユーザーをHP・問合せへ誘うか
また, どのようにユーザーは動くのか
この2点をあらかじめよく理解しておく, ということです。
ここではフェイスブック, インスタグラムそれぞれの場合を考えていきます。
いずれの媒体においても, 既に自アカウントを
”いいね”あるいは”フォロー”している/していない, 場合とで
ユーザーの動きは異なります。
また, FBの投稿では本文内にURLリンクを直接挿入できるのに対して,
インスタグラムでは投稿本文内のURLは文字表示され, リンクは無効になる
という違いもあります。
これらを踏まえて, FB・インスタそれぞれにおける
ユーザーの動きを見ていきましょう。
1-1. フェイスブック→自社HPまでのユーザーの動き
フェイスブックで自社の投稿を目にするユーザーは
次のような順番で自社HPあるいは指定URLへ遷移します。
- フィード(ホーム画面)をスクロール
- 気になる投稿をチェック
- 投稿本文中, 「もっと見る」をタップ
- 投稿内容を確認(イベントの日時や場所, コンテンツ等)
- 投稿内に記載のURLをタップ
※非”いいね”ユーザーの場合, 1. の前に「検索画面で社名・商品名を入力」
のステップが加わります
”いいね”されているユーザーや自社商品を認知しているユーザーであれば
投稿本文内にURLリンクを貼れる分, 自社HPへの誘導は容易です。
このように, FB投稿では次の2点がポイントになります。
- 目に留まる画像
- 読みやすい本文
※販売会やキャンペーン等のイベント開催に関する投稿を想定しています
ユーザーはそれぞれに多くの友人, FBページの投稿を目にしているので
目を引く配色や文字の大きさ, 画像を用いてまず手を止めてもらうことが目標です。
次に, 「もっと見る」をタップして全文表示された際に
①いつ, どこで, どんな内容のイベントをするのか
②イベントに参加した場合にどんなメリットがあるのか
をこれも見やすく, 簡潔にまとめる必要があります。
商品の特徴, 詳細説明は自社HP内でも訴求できるため
ここでは上記2点をスマホ表示でも見やすくまとめることを意識しましょう。
※FBでのイベント案内について, テンプレートを無料配布しています。
文章の構成等を参照のうえ, 投稿文の作成にお役立てください^^
1-2. インスタグラム→自社HPまでのユーザーの動き
一方, インスタグラムで写真を探す人の動きは
次のようになります。
- フィード(ホーム画面)をスクロール
- 気になる写真をタップ
- 投稿本文中, 「続きを読む」をタップ
- 投稿者を確認(アイコン or プロフィールリンクをタップ)
- プロフィール画面でプロフィール文を読む
- プロフィール文, 下部のURLリンクをタップ
※非フォロワーの場合, 1. の前に「検索画面でハッシュタグを入力」
のステップが加わります
先のフェイスブックの場合と比べて, 投稿本文内でURLリンクが効かないため
ステップがひとつ増えてしまいます。
それでもハッシュタグ検索等でまだつながりのないユーザーに
自アカウントを見つけてもらえる可能性の高さという点で
インスタグラムはフェイスブックに勝ります。
またインスタグラムでもFBと同様に投稿では
- 目に留まる画像
- 読みやすい本文
の2点が自社HPへの誘導において重要になります。
特に写真や動画といった動画コンテンツがメインとなるインスタグラムでは
画像のインパクト/独自のコンセプト・世界観/投稿の一貫性
これら3点を心掛けた投稿の蓄積がポイントになります。
2. 運用初期に注力すべき5点
以上を踏まえて, ここでは特にインスタ上のユーザー動線を意識して
アカウントの開設・運用初期に注意すべき点を整理していきます。
運用初期に注力すべき5点は下記の通りです。
- 写真のクオリティ
- 本文のクオリティ
- プロフィールのクオリティ
- 適切なURLリンク
- 適切なハッシュタグ
”クオリティ”と抽象的な表現になっている部分について
続けて補足していこうと思います。
2-1. 写真のクオリティとは
まず, 写真についてです。
写真のクオリティが指すものは先にも述べたように
インパクト/コンセプト・世界観/一貫性の3点です。
SNSで素敵な写真が多く並ぶ中でいかに自アカウントに
流入してもらえるかはこの3点による部分が大きくなります。
・個性的だけど、やさしい色使いで目立たない
・奇をてらった結果, 自社の雰囲気から逸脱している
・試行錯誤するあまり, 毎回色使いや構成が変わる
こうした事態は避けたいところです。
撮影機材は何も特殊なものを用いる必要はありませんが
最低限, 水平・垂直軸を整え, 投稿の際には画像の明るさを調整して
見やすい画像, 素人感を消したコンテンツに仕上げたいですね。
2-2. 本文のクオリティとは
投稿本文のクオリティは次の要素から成ります。
- 写真・アカウントの説明
- プロフィールページへの誘導
- ハッシュタグ
この内, 最後のハッシュタグについては
いかにその投稿を見つけてもらえるか,
に大きく影響する部分です。
他の住宅会社, デザイン事務所が多用しているからといって
そのハッシュタグを用いれば良いというわけではありません。
それはハッシュタグ検索をした場合に,
それだけ多くのアカウントによる投稿が
検索一覧として表示されるからです。
「新築」「戸建て」「マイホーム」といった単語も同様です。
これらを使いながら, いかに自アカウントの投稿が
非フォロワーの目に触れる機会を増やすかに腐心したいところです。
ハッシュタグに関する内容は別の記事, あるいは動画にて
補足説明をしていきたいと思います。
また, 「写真・アカウントの説明」及び「プロフィールページへの誘導」は
まとめ記事にも詳細を追記しています。
下の”プロフィールのクオリティ”でも述べているように,
HPリンクや過去の投稿に対する誘導や
問合せ受付やキャンペーン実施等の案内を行うことで
プロフィールページに誘導するコメントを入れましょう。
※投稿本文の参考としてフォーマットを無料配布しています。
内容を参照のうえ, 投稿本文の作成にお役立てください^^
2-3. プロフィールのクオリティとは
プロフィールのクオリティを決定づける要素には次のものがあります。
- アイコン画像
- アカウント名
- ユーザーネーム(@~)
- 投稿/フォロワー/フォロー数
- プロフィール文の内容
- プロフィール文の構成
1~3に関してはアカウント開設の段階で
統一感のあるものにしておきましょう。
時折, 社名・商品名・キャラクターが混在することで
結果的に混乱を招く恐れのあるアカウントを見かけます。
ユーザーが初めて自アカウントのプロフィール画面を訪れた際
可能な限り「?」となる要素は取り除きたいところです。
4. の各数値については初期段階で可能な限り早く
投稿数100, フォロワー数1,000をクリアしましょう。
これまでも上の2つを越えると, フォロワー獲得が
飛躍的に容易になったため, 人気あるアカウントとして
評価される基準ということもできそうです。
また, プロフィール文の内容・構成については
自社・商品の紹介やサービスの内容はもちろん
URLリンクへの誘導を入れましょう。
ここで, HPやリンク先ページの説明や
問合せした場合のメリットを盛り込むことが
SNSの投稿を反響獲得につなげる第一歩となります。
※プロフィール文の内容・構成の参考としてフォーマットを無料配布しています。
内容を参照のうえ, プロフィール文の作成にお役立てください^^
2-4. 適切なURLリンク, ハッシュタグとは
ハッシュタグについては[2-2. 本文のクオリティ]でお伝えした通り
非フォロワーの流入量に影響する部分です。
特に次の点に注意して, ハッシュタグの設定も
いま一度, 確認していただけたらと思います。
これらはつまり, そのハッシュタグを使った投稿が
①多すぎる(100万以上)
②特定のアカウントしか使っていない
③完成度が高すぎる/ジャンル違い
といった場合は使用するキーワードを変える必要があるということです。
100万以上の投稿で使われているハッシュタグを
自アカウントでも使って, 検索結果に引っかからないよりは
数千, 数万程度の投稿量でエリアや商品コンセプトとマッチする
キーワードを用いた方が, より効果的と言えます。
また, 挿入するリンクURLですが自社HP以外に
物件紹介ページやイベント案内のページ等々,
差替えを行った後には注意が必要です。
せっかく投稿からプロフィールページに誘導しても
最後のリンク先が別ページやリンク切れとなっては
全てが水の泡ですから, 定期的に確認することで
取りこぼしを防ぎたいですね。
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いかがでしたか?
SNSでの反響獲得に不可欠なポイントをまとめています。
次章では”広告/キャンペーン”と題して, SNS集客をさらに加速させる
有料広告の仕組みと初期設定の方法を確認していきます。
お楽しみに(^^)/
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私のスタンスと本ブログの活用方法
本記事の前半部分でお伝えした通り,
僕はなにか特別な, 僕しか知らないことをやってきたわけではありません。
「あぁ, ○○ね」「◆◆って知ってるよ」
すでによく知られているものを”それぞれの企業の意図を汲んだうえで”
”無理のない運用の仕組みをつくる”ことに注力します。
それは僕がこれまでの経験を通じて
- 手段は知ってるけど, やり方・始め方がわからない
- どう改善したらよいかわからず, 辞めてしまう
- 不慣れなことにストレスを感じ, 続けられない
こうした理由でたくさんの挫折・不満が生じているのを
この目で見てきたからです。
僕はこのブログでこれまでの経験やノウハウを公開することで
SNS運用の小さなつまづきを解消してもらえたら, と考えています。
その目的から, このブログがSNS集客の方法をまとめた
”ひとつの本”になるように目次をコチラにまとめています。
このブログをより良いものにしていくためにも要望や質問は大歓迎です。
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