SNS集客攻略大全

住宅系アカの低予算・高効率なSNS集客方法を解説します

3-3. 高効率な反響獲得を実現する方法

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このブログでは特にSNS集客の方法をまとめ, ”ひとつの本”になるよう

コチラの目次に従って記事を追加していきます。

⇒⇒⇒「SNS集客攻略大全:目次」

 

さて, ここからは第3章”広告/キャンペーン”として

 

①インスタ・FBで広告配信する方法

②インスタ・FB広告配信の戦略

③アカウント強化を目的としたキャンペーン企画

の3点について解説していきます。

 

今回は②の応用編として解説していきます。

 

 

1.SNS広告の配信結果と地域差

前回, 「SNS広告配信の原則」と題して

SNSの運用と広告配信におけるポイントを確認しました。

 

今回はSNS広告の配信結果(=データ)に対して

どのような対処をしたらよいか, についてお伝えします。

 

1-0. 配信結果のうち見るべきポイント

前回記事で書いたように, 広告マネージャーで

キャンペーンを作成する際に「オークション形式かつトラフィック目的」

を選択した場合には, 次のデータが自動的に集計, 表示されます。

  • 結果(今回は「リンクのクリック数」)
  • リーチ
  • インプレッション
  • 結果の単価(クリック単価)
  • 消化金額

あくまで, 私たちが重視すべきはSNS広告から

リンク先*流入したユーザー数ならびに反響数です。

*HP,LP, イベントページ他

 

その際に考えられるパターンとしては次のものがあります。

  1. インプレッションが少ない(十分に広告が表示されていない)
  2. リーチが少ない(広告が表示されたユーザー数が少ない)
  3. 結果(クリック数)が少ない(クリックされた数が少ない)
  4. 結果(クリック)の単価が高い
  5. インプレッションに対してリーチ数が少ない
  6. リーチ数に対して結果(クリック数)が少ない

Google広告, ヤフー広告のように結果=反響数でないことに注意が必要です
 またインプレッション→リーチ→クリックの移行率も自動には算出されません

 

SNS広告を使って, より効率的に集客をしたいという場合には

それぞれの①移行率を上げること, ②クリック単価の上昇を抑えること

の2点がポイントです。

 

ここからは, さらに次のケースの対処法を解説します。

  • リーチ数/インプレッション数が低い(目安:20%未満)
  • クリック数/リーチ数が低い(目安:1%未満)
  • クリック単価が高い(目安:150円以上) 

 

ケースに応じた対処をすることで, 少しずつ改善していきましょう。

 

1-1. リーチ数/インプレッション数が低い(目安:20%未満)

「インプレッション数に対して, リーチの数が少ない」

 

これはつまり同じユーザーに同じ広告が

繰り返し表示されていることを意味します。

 

この場合はインプレッションを限定する手段として

広告の配信先(=配置)を絞るほか, 

配信エリア, 年代を絞る, といった方法を取ります。

 

広告が表示される場所, 対象を最適化することで

無駄な広告表示を抑え, 見込みの高いユーザーに

十分な回数だけ広告が表示されるように修正しましょう。

 

1-2. クリック数/リーチ数が低い(目安:1%未満)

次に, 「リーチ数に対してクリック数が少ない場合」です。

 

これは広告は見られているけれども無視されている状態を言います。

 

このケースでは広告に使用しているコンテンツ(動画, 画像)を修正し

クリック率を高めるための対応が必要になります。

 

考えられる対処法としては次のものが挙げられます。

  • 広告素材の視認性を上げる
  • 広告素材を動画に置き換える

なんとなくインスタグラムのホーム画面でスクロールした際に

無意識に通りすぎるものと, なんだか目に留まるものがあると思います。

 

普段の投稿はもちろん, 広告であれば特に

目に留まること, ②情報が見やすいこと, ③次のアクションが明確なこと

以上の3点が重要です。

 

具体的にはそれぞれ

(1)色の使い方, (2)文字の大きさ・配置, (3)リンク/クリックの誘導

を画像内に落とし込むことです。

 

また, 2つ目に挙げた「動画に置き換える」に関しては

静的なコンテンツが並ぶフィード広告の場合に特に効果的です。

 

やはり動くものは目で追ってしまう, という

本能的な部分に訴える広告タイプはクリック率が高くなる傾向にあります。

 

これまでも, 会社案内や施工事例集をパラパラとめくる動画や

モデルルームや物件内部のシークエンスを広告に使った場合に

従来よりもクリック率やその後の反響数が増えた, という例が多数ありました。

 

1-3. クリック単価が高い(目安:150円以上) 

最後, 単純に「クリック単価が高い」という場合には

広告マネージャーにてクリック単価の上限設定を行うことが可能です。

 

これはキャンペーン内の「キャンペーン予算の最適化」のうち, 

その他のオプション」をクリックすると表示される

キャンペーン入札戦略」で「入札価格上限」を選択することで

編集可能になります。

 

キャンペーン内でこの操作を行うと,

広告セット内の「最適化と配信」にある「入札コントロール」で

広告が表示される際のクリック単価上限を設定することができます。

 

もちろん, 商圏特性に応じてクリック単価は上下するものの

Google広告やヤフー広告の経験上, 「高くないか?」と感じた際には

こちらの操作をすることで調整が可能です。

 

2.販促効果を高める戦略

さて, ここまでは広告配信の結果を受けて

どのように改善するか, に着目してきました。

 

ここからはさらに移行率, 反響率を高めるための方法として

広告セットで調整を行う配信対象の①年齢, ②地域, ③配置

の3点について細かなテクニックをお伝えします。

 

各々のケースに合わせて, ターゲットを絞り

より効率的な集客を実現するための手段としてお役立てください。

 

2-1. SNS広告配信の対象年齢について

SNS広告の配信において年齢を設定する際の目安として

前回記事では概ね25~40才程度に設定しておけば

住宅の一次取得者層をカバーできる, と書きました。

 

これはこれまでの担当案件から取った数字です。

ご自身でこれから設定を行う場合には, 

過去の成約実績等から上下の幅を調整ください。

 

広告が対象とする商品の価格帯によっても

調整を行うことで広告効果を高めることができます。

 

また, 契約者の属性として

●夫婦の両方もしくはいずれかが地元出身(地方都市)

という特徴がある場合, お盆や年末年始の販促においては

その両親世代を配信ターゲットの年齢層に含めることも考えられます。

 

これは両親からの情報提供, 援助といった

住宅購入の際に起こり得るケースを逃さないための一手段です。

 

SNS広告の配信初期段階であれば20~50才と夫婦世代を広くとって

取りこぼしを防ぎつつデータ収集するのが定石でしょう。

 

2-2. SNS広告配信の対象地域について

SNS広告の配信において, 対象地域の設定には

  • 市域, 県域で選択
  • 同心円状の距離圏内で限定

これら2つの方法があることは前回記事でも述べた通りです。

 

ここではこれを踏まえて, 商圏特性に応じた

広告配信の戦略を2パターンお伝えします。

 

例えば, 次のケースを前提に解説します。

  1. 基本的に車移動, 独立した経済圏を持つ地方都市
  2. 通勤は公共交通機関優位, 大都市圏周縁の都市

 

まず1.の場合に効果的な手段は

市域, 県域で配信エリアを選択する方法です。

 

次に2.の場合により有効なのは

同心円状の距離圏内で配信エリアを限定する方法です。

 

この2つから言えることはWEB広告とはいえ

配信エリアの設定は該当地域での人の動きから

組み立てるのが賢明ということです。

 

また, 配信エリアの設定においては

ターゲットの属性として次から選択することが可能です。

  • この地域に住んでいる人
  • 最近この地域にいた人
  • この地域を旅行中の人

 

もちろん基本的には「住んでいる人」に向けて

広告の配信を行うことになりますが

生活上の交通手段等と組み合わせて

より効果的な広告配信を行うことができます。

 

そのうちのひとつの参考例を

SNS広告の実践&事例」にまとめています。

 

文字ベースの記事ですが, ご質問いただければ

お答えできますのでお気軽にご連絡ください(^^)

 

2-3. SNS広告配信の配置について

広告セットで編集可能な広告の”配置”は

インスタグラム, フェイスブック, メッセンジャーといった広告の出稿先

フィード, ストーリーといった広告の形式, の2点を指します。

 

ほとんどの場合, 広告の出稿先については

インスタグラム, フェイスブックに限定して差し支えありません。

 

また, 全国的にストーリー広告の費用対効果は安定的で, 

住宅系の広告とストーリーの相性の良さが窺い知れます。

 

地域によって違いが出るのは

フェイスブックでの広告と②フィード広告の費用対効果です。

 

これはイベントの種類によらず, 

前提として対象エリアでFB利用の実態にばらつきがあることで

生じる差だと考えられます。

 

特に男性のSNS利用に関しては地域差が出やすい部分のため

広告配信のターゲットに男性を含む/含まないの選択は

SNS広告の費用対効果に大きく影響します。 

 

ということで, 今回まとめたⅠ.データを受けての対応

Ⅱ.地域特性に応じた広告戦略のポイントを押さえて

より効果的なSNS運用, 広告配信を行って頂ければ嬉しいです ♪

 

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今回は無料でのSNS運用という枠を超えて

有料広告の仕組みと初期設定の方法を振り返ってきました。

  

次回は第3章”広告/キャンペーン”の3つのポイント

①インスタ・FBで広告配信する方法

②インスタ・FB広告配信の戦略

③アカウント強化を目的としたキャンペーン企画

 の内, ③の「インスタ・FBのキャンペーン企画」をまとめていきます。

 

お楽しみに(^^)/

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私のスタンスと本ブログの活用方法

本記事の前半部分でお伝えした通り, 

僕はなにか特別な, 僕しか知らないことをやってきたわけではありません。

 

「あぁ, ○○ね」「◆◆って知ってるよ」

 

すでによく知られているものを”それぞれの企業の意図を汲んだうえで” 

”無理のない運用の仕組みをつくる”ことに注力します。

 

それは僕がこれまでの経験を通じて

  • 手段は知ってるけど, やり方・始め方がわからない
  • どう改善したらよいかわからず, 辞めてしまう
  • 不慣れなことにストレスを感じ, 続けられない

こうした理由でたくさんの挫折・不満が生じているのを

この目で見てきたからです。

  

僕はこのブログでこれまでの経験やノウハウを公開することで

SNS運用の小さなつまづきを解消してもらえたら, と考えています。

 

その目的から, このブログがSNS集客の方法をまとめた

”ひとつの本”になるように目次をコチラにまとめています。

⇒⇒⇒「SNS集客攻略大全:目次」

 

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